「晩夏の小さな列車旅」 ひたちなか海浜鉄道で貸切運転


団体専用サボ

2013年9月7日、知人主催の貸切列車への参加の誘いがあり、ひたちなか海浜鉄道を初訪問。

貸切運転をするにあたり、準備の手伝いをするため、許可を得て那珂湊の車庫に足を踏み入れました。

キハ2005 車内

今回の貸切にあたり、使用された車両はキハ2005。

昭和41年製、木製の床がレトロな気動車です。

オリジナルヘッドマーク「ACTUAL SIZE 2013」 (制作:SATO様)

今回の貸切列車運転に寄せて、オリジナルのヘッドマークも用意されました。

こちらはSATO様制作のもの。

ヘッドマークには「こたつちゃん」と呼ばれるキャラクターがデザインされていました。

車内に用意されたドリンク類

今回の貸切の目的の一つに「晩夏の風を身体に感じながら、DMH17サウンドを肴に一杯」というのがあります。

車内の窓下には栓抜きが設置されているため、ビン類のドリンクも楽しめます。

ブロックアイス、スーパーからここまで持ってくるのは大変でした(^_^;)

この後にドリンク類を入れてキンキンに冷やします。

DMH17エンジン
床下の音がする方に寄ると、元気に稼働するDMH17エンジンが見られました。

貸切用装飾準備開始

10:40、何やら本格的に作業が始まりました。

その作業とは、「キハ2005の正面(阿字ヶ浦方)を、島原鉄道のキハ20形のように赤ヒゲを付けてしまおう」といったものでした。

今回の貸切にあたっては、ひたちなか海浜鉄道さんの方から「原状復帰できるのであれば、車体に装飾を施しても良い」と許可を頂いていたようで。

貸切をした後はヒゲを取り払う予定での装飾となりました。

事前に話し合いで決まった事のようですが、まさか本気でやるとは…

貸切装飾「白Hゴム再現」

まずは窓の白Hゴムを再現するところから始まりました。

ビニルテープを使い、黒Hゴムの上に貼りつけるようにぐるぐると貼りつけて行きます。

装飾中

そして「赤ヒゲ」を前面に貼り付けます。

江坂の東急ハンズで売っていたカッティングテープを加工した「ヒゲ」ですが、見事に島原風に再現されました。

島原鉄道風ヒゲ 装飾完了

12:25頃、装飾が完了。

この後車庫前で撮影会が行われると言うわけで、この時限定で前面に立体の車体番号が再現されたり、その他細かな表記がシールで再現されたりと、かなり凝った装飾となりました。

見事に再現された白Hゴム

Hゴムも見事に再現されました。

那珂湊の車庫にてキハ205と並ぶキハ2005

集合時間になり、那珂湊の中線に停められたキハ3710車内で点呼等のミーティングが行われました。

その後、キハ2005が車庫内でキハ205が並びました。こりゃアツい!

那珂湊の車庫前での撮影会にて

撮影会では参加者自作のオリジナルヘッドマークが掲出されました。

車庫を出発するキハ2005

キハ2005、那珂湊ホーム入線

13時前、車庫を発車し、那珂湊ホームに入線。

島原鉄道風ヒゲ キハ2005

今回の貸切列車は、那珂湊→阿字ヶ浦→勝田→那珂湊というルートでの運行となりました。

オリジナル「那珂」ヘッドマークを掲出

那珂湊→阿字ヶ浦→勝田までは「那珂」のヘッドマークを掲出して運転。

通常ダイヤの営業列車を後部に連結しての運行

貸切列車は単行ではなく、通常ダイヤを走行する営業列車を後部に連結して運転されました。

そして13:30、出発!

そして合図とともに

「乾杯!」

キハ2005車内でドリンクを楽しむ

私はラムネをいただきます。

デカい唐揚げも振る舞われたりしました。

唐揚げ

うん、おいしい!

キハ2005貸切列車、阿字ヶ浦到着

出発からおよそ10分、あっという間に阿字ヶ浦に到着。

しばし停車した後、13:55の折り返しで勝田に向けて出発。

車内ではアイス「しろくま」の早食い競争が開催。

窓を開け、車窓を眺めながらビールやラムネを飲む方も。

キハ2005 勝田にて

14:21、勝田に到着。

キハ2005

キハ2005貸切列車、勝田到着・ヘッドマーク交換

勝田でヘッドマークが交換されました。

キハ2005貸切列車、勝田発車

14:39、勝田駅を発車。

中根~那珂湊間の田園地帯を行く

中根~那珂湊の田園地帯を行く。

稲刈り直前の田んぼは、たわわに実った稲で埋め尽くされ、黄金色に眩しかったです。

そして15:54頃、那珂湊に戻ってきました。

およそ1時間20分の列車旅は本当にあっという間でしたが、非常に楽しい時間を過ごせました。

「先生のいない修学旅行じゃん」という声が上がっていましたが、確かにその通りな盛り上がりっぷりでした。

阿字ヶ浦から折り返して来たキハ2005

那珂湊を到着し、参加者を降ろした空車のキハ2005は、連結した営業列車と一緒に阿字ヶ浦まで走り、折り返して那珂湊に戻って来たところで切り離されました。

那珂湊でキハ222・キハ2005の撮影会

切り離されたキハ2005ですが、那珂湊構内に留置してあったキハ222と並べて頂けるとのことで、ミニ撮影会が開催されました。

キハ2005 勝田方

撮影会後、車庫に戻って行くキハ2005。

キハ3710・キハ222

この後、キハ2005に装飾したヒゲやらを剥がし、車内も片づけて元通りにしてからお開き、となる予定でした。

予定だったのですが…

勝田方に「ヒゲ」を生やす

!?

何と言うことでしょう、「ヒゲ」を剥がすどころか、反対の勝田方にも「ヒゲ」を貼り出したではありませんか。

実は、解散して主催らが片づけに入る前、ひたちなか海浜鉄道の社長さんが

「ヒゲはそのままにして、反対側にも(ヒゲ)貼ってもらえますか?」

と仰ったのです。

まさかの装飾公認に、その場にいた参加者は唖然。自分も本当にびっくりしました。

許可を頂いて車庫の方に行き、作業の様子をざっとですが記録させて頂きました。

「ヒゲ」制作現場

と言うわけで、車内の片付けと同時に、もう片方の「ヒゲ」を貼る作業が始まりました。

まさかの事態に江坂ハンズのカッティングテープが別の意味で切れないかが心配されましたが、何とか両サイド分が加工出来たようです。

「ヒゲ」完成間近

マスキングテープを剥がしていよいよ完成です。

両端共に島原風スタイルとなったキハ2005

両端共に島原風スタイルとなったキハ2005。「どうしてこうなった」

ヒゲつきキハ2005

この島原風キハ2005は次の平日月曜日から運行を開始しました。

なお、「テープが剥がれるまでこの状態で運転します」との事でした。

夜のキハ2005

夜になり、再び那珂湊の車庫を見に行くと、ねぐらで休む「ヒゲ」がいました。

静かな構内、反射する電灯……今日の出来事がまるで夢だったかのような雰囲気に包まれていました。

この日は本当に密度の大きい一日でした。恐らく、2013年で最も忘れられない1日でした。

今頃この記事を書くのも何ですが、主催のゆだなか様をはじめ、当日お会いした皆さん、ありがとうございました。そしてお疲れさまでした。

そして今回の貸切にあたり、協力してくださったひたちなか海浜鉄道様に、この場を借りて感謝申し上げます。ありがとうございました。

—–

私はこの後勝田市内で1泊した後、何らかの衝動に駆られ、そして念のためもう一度、那珂湊の「ヒゲ」を敷地外から覗きに行きました。

貸切から一晩…那珂湊機関区にて

夢じゃなかった

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