私が初めて「黄色くて古い気動車」を見たのは2年前、2013年のことでした。
ひたちなか海浜鉄道という路線を知ってから3か月が経過し、知った当時検査中だった黄色い気動車、キハ2004が動き出すという情報を聞いて茨城に向かったのを覚えています。
沿線に到着したのは未明。
日もすっかり短く、日の出は遅くなっていました。
生憎この日は雲の量が多く、想像していた朝焼けとは異なっていましたが、古豪の中の1両であるキハ222がやって来ました。
木の葉もすっかり落ちてしまい、冬さながらの光景となっていました。
11時、那珂湊に行くとキハ2004が待機していました。その後ろから、朝から運用に入っていたキハ222が連結。
メディアの姿も見られました。
最近の収録は一眼で済んでしまうもんなのですね。
冬晴れのひたちなか。
阿字ヶ浦で折り返し、勝田へ向かいます。
沿線で数少ない木のトンネル区間を行く重連の古豪。
木陰が肌寒く思える時期です。
レールに溜まった落ち葉が、通過するたびに舞い上がりました。
東海地区からの新入りによって役目を終えようとしているキハ2004。
森の中に響き渡った2両のディーゼルの音は、今も頭の隅に残っています。
また聞きに行きたいですね。
2013-12-21